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■ 第一章 アクアリウムを始めるにあたって ■



1 飼育者の責任

魚は当然生き物です。生き物である以上責任を持って飼ってください。

最近ニュースなどにも取り上げられて問題になってる熱帯魚等の放流で、
熱帯魚が川、池、湖などで帰化して在来種含め生態系に影響を与えています。
特に北米産の魚は日本の環境でも生きていくことができます。
既に沖縄などの暖かい地方や、温泉街などにはグッピーなどが繁殖してしまっています。

絶対に放流はしないで下さい!!
※参考サイト : 「密放流について考える会」http://stop.s24.xrea.com/

事情によって、どうしても飼えなくなってしまった場合は、
熱帯魚ショップなどで引き取ってもらえる場合もあります。(あらかじめショップに電話をして相談してください)
また、2chで里親募集をするという手もあります。 参考スレッド(2ch) :
【出会い】里親募集掲示板【別れ】











2 具体的な計画を立てる

水槽の重さ
水槽は、大型のものになれば100リットル/100kgを超える水量/重量となります。
丈夫な台座を用意しないと、台座の傾きによって水槽が割れたり、重みで台そのものが崩壊することもあります。
マンションや家屋の2階以上で設置された水槽が崩壊した場合、階下にも浸水して大惨事を引き起こします。(実例:天井丸ごと張り替えた・階下の修理代等に600万円かかった、など)
専用台などもありますが、どうしても台を設置する場所が確保できない場合や、すでにあるスチールラックなどを使いたい場合、
水槽下やラックの下にコンパネを敷いて、荷重を分散する方法もあります。

設置環境
設置する場所は、できるだけ静かな場所を選びましょう。
ストレス・激突・拒食などを起こし、場合によっては死に至ることもあります。

騒音
水流の音、ろ過器の音、エアーポンプの音、案外ウルサイものです。
寝室に置いたら騒音で眠れなくなってしまった、なんてことにならないよう、
「人間のほうの都合」も考えて設置場所を選びましょう。
「人間のほうが環境(騒音)に慣れる」という対処法もありますが。